色は暖かさや寒さを感じさせます

色に寒色と暖色があることをご存じない方も少なくないでしょう。デザインなどを仕事にしている人の間では常識ですが、普通の生活をしている人の中には、意識したことがない人も多いのではないでしょうか。色には単に視覚的効果があるだけでなく、実際に生理的な作用を引き起こす力があります。青い部屋にずっといると体表温度が下がるというような研究結果も発表されています。こうした特性を知っておけば、さまざまな場面で役に立つはずです。

色の効果と基本的性質とは?

色は単に色彩を区別するだけのものとして存在しているのではなく、心や気持ちに何らかの信号を送っています。暖かさや寒さ、重さや軽さ、やわらかさや固さ、といったものが、モノとは関係のないところで、色から伝わるのです。色に関するイメージは先天的に備わっているものが多く、多くの人が共通して同じ感覚を持っています。

たとえば、暖かさを感じさせる色には、赤やオレンジ、黄色などがあります。これらを暖色と言います。逆に青や青緑、白などは寒色とよばれ冷たさ、寒さを感じさせます。炎の色に使い赤、黄色は温かく、氷や雪の色に近い青や白は冷たく感じられるのです。同じ気温の中で過ごしても、暖色系の空間と寒色系の空間とでは、体感温度が違っているように感じられます。服装にも同じことが言えますので、相手に与えたい印象に合わせて色を選ぶと良いでしょう。

光をよく反射する色は「軽い」感じがして、逆にあまり反射しない色は「重い」と感じられます。白やベージュなどの明るい色は軽く、黒や緑などの暗い色は重たく感じられますので、荷物を運ぶときには明るい箱に入れると軽く感じられて作業がしやすくなります。体重を軽く魅せたい人は、暗い色よりも明るい色の服を選んだ方が良いでしょう。

柔らかい色、興奮する色などさまざまあります

白に近く、明るくて薄い色は柔らかい印象になり、黒に近い暗くて色の濃いものは固い印象になります。赤系の色づかいが多いものは興奮を高めて気持ちを高ぶらせますが、青系の色づかいのものは気持ちを鎮める効果があります。誰かを興奮させたいときには赤に近い濃い色を使うとよくて、落ち着いて過ごしたいときには青系の色づかいをするとよいでしょう。

色によって近くに見えたり遠くに見えたりということもあります。黄色や赤オレンジなどは進出色といって、近くにせまってくるように感じられます。緑や青などの暗いカラーは、後退色といって遠くにあるように見えます。同じ大きさの物体でも、色によってサイズが異なって見えることもあります。明度の大きい色、赤やオレンジ、黄色などは膨張色といって大きく見えます。青や紫、茶色などは収縮色といって小さく見えます。太っている人は、赤やオレンジ、黄色の服を着ると、ますます太って見えてしまいます。

色には基本的な性質があります。各色の特性を知っておけば、さまざまな場面で役立つでしょう。特に洋服選びでは、スタイルよくみせるためにも活用できるので便利です。

Copyright© パーソナルカラーで変わる日常生活 All Rights Reserved.