フランス国旗の3色は3等分ではありません

フランスの国旗といえば、トリコロールカラーの三色旗。他にも三色で作られている国旗はたくさんありますが、「三色旗」というとなぜかフランスの国旗を指すことが多いようです。俗説として、青は自由を表し、白は平等、赤は博愛を表すといわれていますが正しくはありません。適当な思い付きで誰かが語った説があたかも本当であるかのごとく流布されているだけです。実際には王家と市民との和解の象徴として決められたものです。

トリコロールカラーの配色は均等ではなかった!?

白はフランス王家のカラー、赤と青はパリ市の紋章の色です。王家とパリ市との和解の象徴として作られました。フランス革命軍は防止に赤と青の飾りをつけていたことから、パリの色はこの2色となっていました。一般的には3つの色の配分は均等と考えられていますが、当初はバラバラでした。青:白:赤の比率は、30:33:37もしくは、33:30:37のどちらかで、均等ではなかったのです。

旗がはためいたときに、右側ほど幅が狭く見えるのを補ったり、白が目だって幅広く目立ってしまうのを補うためでした。現在では、海上用の旗を除いて均等幅に替えられています。尚、三色の順番も、青、白、赤ではなく、赤、白、青のものも昔はありました。

イタリアのピザは国旗の色にあわせて作られた!?

三色といえば、イタリアの国旗もそうです。緑と白、赤の組み合わせですが、どこかでこんな配色に記憶が…という人はとても観察眼の優れた人といえそうです。イタリアの名物ピザのひとつ、マルゲリータは、バジリコの緑と、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤が、イタリア国旗のカラーをヒントにして作られています。ちなみに、それぞれの色の意味は、緑は国土、白は雪と正義と平和の象徴、赤には愛国者の血と熱血がこめられています。

まったく同じ配色の国旗があります!?

東南アジアの国インドネシアと、ヨーロッパのモナコ公国は、ともに赤と白の二色の国旗。上半分が赤で下半分が白のラインですので、一見するとまったく同じように見えます。実は、普通の人では見分けがつきませんが、若干サイズが異なっています。インドネシアの国旗は縦横の日が2:3ですが、モナコの国旗は4:5と比率が違うのです。モナコの国旗はやや小さいサイズです。両国の間にはまったく関係がなく、偶然の一致です。

洗練されたデザインが世界中の注目を集めた、日の丸!?

わが国の国旗「日の丸」。聖徳太子の時代より「日出ずる国」とする考え方があり、それを象徴するものとして太陽を描いた国旗です。紅白の配色は伝統的にめでたいものとされており、赤は博愛と活力を、白は神聖と純潔を表しています。世界的に見ても極めて単純なデザインですが、実はこれが海外の人々には、「実にクール」だと絶賛されたという話があります。明治時代には、フランスやイギリス、オランダなどが日の丸の意匠の買い取りを打診してきたという逸話があります。

国旗の配色には各国ともさまざまないわれがあります。一見同じ幅に見えるフランスの国旗もかつては微妙に異なっていました。どう見えるのか、はとても大切なのです。

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